2020年9月1日付で、アマチュアから女流棋士2級に昇格する「野原未蘭(のはら みらん)」さん。
いま将棋界では、藤井聡太棋聖をはじめとする若手棋士が増えており、彼女も期待されている若手の一人です。
野原さんは幼稚園年長頃より将棋に親しみ、中学1年生の時に参加した「第9回女子アマ王位戦」で、史上最年少記録で優勝。
中学1年生にして、女性アマチュアのトップに躍り出ます。
そんな輝かしい戦績をもつ野原さんですが、現在は高校2年生。
今回は、彼女の出身高校や出身中学などの学歴を、まとめてご紹介していきます。
野原未蘭の学歴│出身高校や出身中学は?

現在高校2年生の野原未蘭さんが通っている高校は、富山市内にある「富山第一高等学校」です。
また出身中学は、富山市内の「富山市立岩瀬中学校(公立)」です。
小学校については確認できませんでしたが、おそらく地元の富山市内だと思われます。
偏差値は高い?
現在、野原さんが通っている「富山第一高等学校」について調べてみました!
- 富山市内の私立高校
- 男子サッカー部が全国大会の常連
- 進学校で、偏差値は53
高校の偏差値は、53でした!
高校1年で富山県代表に選ばれる!
富山第一高校に在籍している野原さんですが、「全国高等学校将棋竜王戦」の富山県代表に選ばれた時は、学校のホームページでも紹介されています。

高校1年生の時に、富山県代表になった野原さん。
女子が県代表になるのは富山県では初めてのことで、しかも全国で2例目だったそうです。(ちなみにこの時の大会では、一回戦敗退という結果でした。)
野原未蘭さんは他にも、数々のトーナメントに挑戦しており、何度も優勝してきています。
ここからは、野原さんの戦績などを詳しくご紹介していきます。
中学1年で女性アマチュアのトップに!

こちらは中学生の頃の野原さんですが、中学1年生の時に出場した「第9回女子アマ王位戦」で優勝し、女性アマチュアのトップになりました。
幼稚園の年長頃から将棋をはじめた野原未蘭さん。
実は、小学生の頃からメキメキと頭角を現し、輝かしい戦績を残されています。
- 小学5年生(2014年):第7回小学生駒姫名人戦、優勝
- 小学6年生(2015年):第8回小学生駒姫名人戦、優勝(2連覇)
- 中学1年生(2016年):第8回中学生女子名人戦、優勝
- 中学1年生(2016年):第9回女子アマ王位戦、優勝(中学生で女性アマチュアのトップに!)
- 中学2年生(2017年):第49回女流アマ名人戦、優勝
- 中学2年生(2017年):第10回女子アマ王位戦、優勝(2連覇/女性アマ2冠達成)
- 中学3年生(2018年):第43回中学生将棋名人戦、優勝(女子では初)
- 中学3年生(2018年):第39回全国中学生選抜将棋選手権大会(女子の部)、優勝
- 中学3年生(2018年):第50回女流アマ名人戦、優勝(2連覇)
- 高校1年生(2019年):第9回女流王座戦、二次予選進出
- 高校1年生(2019年):第51回女流アマ名人戦、優勝(3連覇)
ご覧の様に、野原さんは怒涛の勢いで優勝を重ねています。
また、史上最年少で女性アマチュアトップに躍り出たり、大会の2連覇3連覇を成し遂げる等、次々と記録を塗り替える快挙です。
現在、高校2年生の野原さんは、第28期倉敷藤花戦にて準決勝までコマを進めています。
女流2級資格を獲得してプロの世界へ
2020年9月1日付で、女性アマチュアから女流棋士2級に昇格することが決まっている野原未蘭さん。
現在行われている、第28期倉敷藤花戦にて準決勝まで進んでいますので、通常でしたら、女流初段昇段の資格が与えられるところです。
しかし、プロを目指すためには、プロ棋士に師事する必要があります。

これまで野原さんの師匠は、元奨励会三段・鈴木英春氏(上記写真右)でした。
ですが、プロ入りを見据えた結果、森内俊之九段(十八世名人)に師事することとなったようです。
高校卒業までプロ入りは考えていなかったという野原さん。
ですが、これだけの実力と戦績なので、プロになるべくしてなったという印象ですよね。
今後のご活躍にもぜひ注目ですね。