今回は、東京五輪の開閉式で演出の総合統括を務める佐々木宏さんについてご紹介していきます。
佐々木さんは電通出身のコピーライターで、現在は「連」という会社を設立していますが、これまでに様々なCMなどを手掛けてきた方でもあります。
当記事では、佐々木宏さんの経歴をwiki風にご紹介するとともに、学歴や五輪の総合統括はどうなるのか等をしました。
佐々木宏(電通)の経歴wiki
さっそく佐々木宏さんについてご紹介していきます。

まず、wiki風プロフィールは下記の通りです。
- 名前:佐々木宏(ささきひろし)
- 生年月日:1954年10月18日
- 職業:クリエイティブディレクター
- 出身地:熊本県八代市
続きまして、佐々木宏さんの経歴をまとめると下記の通りです。
- 1977年:電通へ入社、新聞雑誌局へ配属
- 1982年:クリエーティブ局へ転局し、コピーライターになる
- 電通にてクリエーティブディレクターやクリエーティブ局長職を担当
- 2003年7月:「シンガタ」を設立(電通100%の子会社)
- 2019年5月:「連」を設立
大学を卒業後に電通へ入社した佐々木さんですが、実は放送局に就職したかったんだそうです。
ですが、夢は叶わず。
それならばと電通へ入社した佐々木さんは、配属された新聞雑誌局で才能を開花させ、クリエーティブ局へ異動します。
コピーライターやクリエイティブディレクターの仕事をはじめたのは、その頃からでした。
クリエーティブ局時代に佐々木宏さんが作った有名なコピーは、薬物乱用防止でおなじみの「ダメ、ゼッタイ」です。

「ダメ、ゼッタイ」という言葉は、よく警察のポスターなんかで見かけるので、わりと有名ですよね。
最初は低空飛行が続きましたが、その頃に書いてみんなから馬鹿にされたコピーが、「ダメ。ゼッタイ。」の麻薬撲滅運動、それから「第一志望は、ゆずれない。」の駿台予備校。この2つのコピーが、35年経った今でも使われているということが自慢です。とくに「ダメ。ゼッタイ。」では、酒井のりピーが途中でイメージタレントに。効き目ないです。
引用:logmi.biz
なんと佐々木さんが「ダメ、ゼッタイ」を考案したのは、35年以上も前なんですね!
佐々木宏は電通からシンガタを設立
コピーライター、クリエイティブディレクターとして知名度を伸ばした佐々木さんは、「シンガタ」という新しい会社を設立します。
この会社は電通が100%出資はしているものの、社員は電通出身者が4名、博報堂出身者が2名の、計6名で運営していたとのこと。
電通と博報堂の人が一緒に働くって、なんだか不思議というか、おもしろいですよね!(電通と博報堂は競合同士です)
これまでは、缶コーヒーの「BOSS 宇宙人シリーズ」や、「ソフトバンク 白戸家シリーズ」などのCM作品を多く手掛けてきた佐々木さん。
ですが、シンガタにいた頃には、椎名林檎さんらとともに、リオデジャネイロオリンピックの閉会式で話題となった「安倍マリオ」を担当。

この演出をキッカケに、CMなどの広告以外でも何かやれることがあるのではないかと思い、大きなプロジェクトの仕事も引き受けるようになります。
例えば、
- 東京国際映画祭
- 北海道150周年記念「キタデミー賞」
- ドラえもんプロジェクト
- サンリオピューロランド
- 京都太泰映画村の大改革
上記のイベントや施設の演出なども手掛けるようになりました。
シンガタからあらたに”連”を設立
仕事の幅が広がった佐々木さんは、2019年にまた新たな会社「連」を設立しています。

リオ五輪での安倍マリオの演出が好評だったため、東京開催のオリンピック・パラリンピックでも開会式・閉会式ののプランニングを担当することになった佐々木さん。
当初はプランニングメンバーの一人として名を連ねていましたが、五輪延期が発表されるとともに、プランニングチームが解散。
当初、野村萬斎さんが演出統括だったのですが、チーム解散後は佐々木宏さんが新たに統括を務めることになりました。
ちなみに、野村萬斎さんが考えていた開閉会式の演出プランは、下記の通りです。
野村さんは2018年7月の就任会見で、開閉会式について「シンプルかつ和の精神に富んだものにしたい」と強調。「機知に富んだ手法、発想を、デジタルなものを含めて遺憾なく発揮したい。多様性をお楽しみ頂きたい」と話していた。
引用:朝日新聞
狂言師の野村さんらしく、日本の和を伝えられるような式にしたかったとのことでした。
報道によると、新たに統括となった佐々木さんはチーム内のLINEで、タレントの渡辺直美さんをブタに例える等といった演出を考えていたとのことなので、かなり印象が違う式になりそうですね。
佐々木宏(電通)の学歴まとめ

電通出身の佐々木宏さんの学歴も、まとめてご紹介します。
- 出身高校:東京都立小石川高等学校
- 出身大学:慶應義塾大学法学部政治学科
熊本県八代市出身の佐々木さんですが、父親の仕事の関係でよく転居、転校していたとのこと。
中学2年生の頃、北海道から東京へ引っ越したという佐々木さん。
ですが、上京したばかりのころに父親が他界。
以来、家族の中で男ひとりとなった佐々木さんは、母親を支えるべく懸命に努力し、人前でもいっさい泣かなくなったそうです。
この頃から、逆境にも強くなったそうで、ピンチもチャンスと前向きに捉えられるようになったんだとか。
中学生の頃からしっかりなさっていたんですね。
佐々木宏は五輪総合統括を交代するか
そんな佐々木宏さんですが、このたび「渡辺直美さんを侮辱した」と報じられており、18日にも橋本聖子五輪相から説明があるということです。
処遇の可能性にも言及するということなので、もしかすると総合統括を降りる可能性も出てきましたね。
東京五輪関係では、2019年の日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長辞任からはじまり、五輪を招致した安倍元総理も辞任、先日は女性蔑視発言で東京五輪・パラリンピック組織委員会会長だった森喜朗氏も辞任しています。

問題多発で開催も困難を極める東京五輪・パラリンピック。
本当に2021年に開催されるのでしょうか。
森喜朗氏に寄せられていた批判については、森喜朗に「会長を辞めろ」との批判多数【世界の笑い者になってる件】でもまとめていますので、ぜひご覧ください。
以上、佐々木宏さんの経歴をwiki風にご紹介するとともに、学歴や五輪の総合統括はどうなるのか等を調査しました。