今回は、東京五輪・パラリンピックで演出の総合統括を担当していた、佐々木宏さんについてご紹介します。
佐々木宏さんは、演出チーム内の話で「渡辺直美さんを侮辱する発言」をし、2021年3月17日付けで総合統括を辞任。
LINEでやりとりされた侮辱の内容が、かなりひどく、多くの批判を浴びています。
そこで当記事では、佐々木宏さんが送ったLINEの画像と内容をまとめてご紹介していきます。
佐々木宏のLINE画像と内容まとめ
まず、佐々木宏さんが送ったLINE画像と文章内容は、下記の通りです。

(ブタの絵文字)=渡辺直美
への変身部分。
どう可愛く見せるか。
オリンピッグ(豚の鼻の絵文字)
歴史を振り返るというより、
過去大会ハイライトシーンを、
どうワクワクする様に見せるか。
例えば、
- 珍プレー好プレー的なアーカイブ
- 離れ業、特集、
- 号泣シーン、
- セレモニー忘れられない感動シーンなど、
上記のLINE内容は、佐々木宏さんが東京五輪・パラリンピックの開閉式で「演出チーム」を担当していた頃の2020年3月に送信されたLINEとのことです。
他にも、
「ブヒー ブヒー/(宇宙人家族がふりかえると、宇宙人家族が飼っている、ブタ=オリンピッグが、オリの中で興奮している。)」
「空から降り立つ、オリンピッグ=渡辺直美さん」
引用:文春オンライン
などという内容のLINEを送っていたことも報じられています。
このLINEがやりとりされた当時、演出チームの総合統括は、狂言師の野村萬斎さんでした。

2020年12月に五輪の演出チームが解散となり、新たに総合統括に就任したのが佐々木宏さんです。
なので、上記のLINE内容は、佐々木さんがまだチームのリーダーではなかった頃の企画案です。
このLINEを送信したあと、同チームメンバーからは批判がでてボツになったようですが、もし佐々木さんがリーダーだったとしたら、上記企画が通っていた可能性もあります。
佐々木さんの案を最初に批判したのは、女性メンバーだったとのこと。
解散前の東京五輪・パラリンピックの演出チームメンバーは、下記の8名でした。
- 狂言師、野村萬斎さん(チーフエグゼクティブクリエイティブディレクター)
- 歌手、椎名林檎さん
- 振付師、MIKIKOさん
- 映画プロデューサー、川村元気さん
- クリエイティブプロデューサー、栗栖良依さん(スローレーベル理事長)
- クリエイティブディレクター、佐々木宏さん(「連」代表)
- クリエイティブディレクター、菅野薫さん(電通/社内でのパワハラで懲戒処分ののち辞任)
- 映画監督、山崎貴さん
この中で、女性メンバーは、
- 椎名林檎さん
- MIKIKOさん
- 栗栖良依さん
上記の3名ですので、このどなたかの指摘で佐々木さんの案がボツになった可能性があります。
他の男性メンバーからも「めまいがするほどヒドイ」と言われていたようなので、誰がどうみてもヒドイ企画だったことがわかります。
佐々木さんの案を引き止めてくれてよかった、というのが正直な感想です。
佐々木宏が渡辺直美とゆりやんを侮辱か
上記のLINE画像や内容をみると、侮辱の対象となっているのはタレントの渡辺直美さんです。

渡辺直美さんは数年前から英語を勉強しており、先日も「拠点をニューヨークに移す」と発表したばかり。
コメディ映画で主演をするのが夢だそうで、念願だった夢の第一歩を踏み出したばかりです。
そんな彼女を「ブタ」に例えて、しかもオリンピックをブタにかけて「オリン”ピッグ”」と表現するとは、かなりヒドいアイディアと言わざるを得ません。
ですが、佐々木宏さんがこれまで手掛けてきた作品などを振り返ると、渡辺直美さんだけでなくゆりやんレトリィバァさんに対しても、侮辱するような演出をしていたことがわかりました。

上記は、以前放送されていたソフトバンクのCMです。
ピンクのワンピース姿で倒れているのは、ゆりやんレトリィバァさんです。

ソフトバンクの「白戸家シリーズ」のCMは、佐々木宏さんがずっと手掛けてきた作品のひとつ。
上記CMでは、「ゆりやんさんが何か事件に巻き込まれて、列車内で亡くなっていた」という設定で、事件を解決していくというストーリーなのですが、
出演している俳優から、「死んでる?」「トドみたい」というセリフが飛び出します。
トドとは、おそらくゆりやんさんを指して言っているものと思われますが、渡辺直美さんのときはブタ、ゆりやんレトリィバァさんはトド・・・
これってかなり差別的な表現のように思えますが、気のせいでしょうか。
佐々木宏さんについては、佐々木宏(電通)の経歴wiki│電通からシンガタを経て”連”を設立でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
佐々木宏のこれまでのCM演出作品
これまで様々なヒット作品を生み出してきた佐々木宏さん。
電通に入社後、コピーライターとして活躍していた佐々木さんの一番のヒット作は「ダメ、ゼッタイ。」というコピーです。

薬物乱用防止のポスターに必ず書かれてあるセリフなので、ご存じの方も多いと思いますが、実は佐々木さんが考えたキャッチコピーだったんですね。
ほかにも、ソフトバンク「白戸家シリーズ」やBOSS(缶コーヒー)の「宇宙人シリーズ」など、多くのヒット作を生み出してきた佐々木宏さん。
日本でも屈指のクリエイティブディレクターだった彼ですが、渡辺直美さんへの侮辱発言を知った方からは、批判が多く寄せられており、五輪演出統括も辞任となってしまいました。
東京五輪・パラリンピック問題では、先日も批判をあびた森喜朗さんが会長を辞任したことでも話題となりましたね。
森喜朗さんについては、森喜朗に「会長を辞めろ」との批判多数【世界の笑い者になってる件】でご紹介していますので、よろしければご覧ください。
以上、佐々木宏さんが送ったLINEの画像と内容をまとめてご紹介しました。