今回は、首相公邸の間取りや内部画像をご紹介していきます。
先日岸田首相が公邸に転居したことが報じられましたが、首相公邸といえば「総理が公邸に住むと短命に終わる」や「幽霊が出る」というよくない噂がチラホラ。
ですが、中はかなり豪華な作りになっていますので、画像とともに詳しく解説していきたいと思います!
「首相公邸」は首相官邸の中にある総理の家
まず、首相公邸についてご紹介します。
簡単にご説明すると「首相公邸」とは、首相官邸の中にある総理の家です。
首相官邸を上空から見ると、下記図のようになっています。
こちらの首相官邸の見取り図は、1998年(平成10年)に計画された新官邸の整備計画から引用しています。
画像右下にあるオレンジの部分が、首相公邸(総理の家)になります。
左上の黄色い部分は、いつも私達がテレビ等で目にしている官邸(仕事場)です。
官邸の奥には、官房長官用の公邸もあります。
総理大臣や官房長官は、日本で災害が起きたとき等すぐに対応できるように、官邸の敷地内に住むことができるんですね。
現在の首相官邸は、2005年(平成17年)に新しく整備されたもので、現在の公邸にはじめて入居したのは小泉純一郎元総理です。
最後に住んでいたのは、民主党政権時代の野田佳彦元総理でした。
そして今回、自民党の岸田総理が入居したことで「総理が公邸に住む」のは実に9年ぶりだそうです。
ここで少し首相官邸についてご紹介します。
正面玄関を入ってすぐのエントランスホールが下記です。
首相をはじめ大臣や関係者が官邸に入場する際、よくメディアに登場する場所ですよね。
下記は、官邸に入る岸田総理です。
こちらのエントランスホールは、よく首相のぶらさがり(立ったまま短時間で行う会見)が行われる場所でもあります。(下記は菅総理時代の画像)
そして官邸の中には、内閣発足時の撮影場所として使われる階段もあります。
こちらの階段は見たことがある人も多いですよね。
新しい内閣が誕生した際は、こちらの階段に赤い絨毯が敷かれ、内閣のメンバー全員で記念撮影が行われます。(下記画像は第2次岸田内閣発足時/2021.11.10)
ちなみにこの階段は、建物の2階から3階へつながる階段です。
いまご紹介している首相官邸の本館は、5階建ての建物になっています。
建物内部は、
- 5階:総理大臣執務室、官房長官執務室、総理応接室、総理閣議室、石庭
- 4階:閣議室、内閣執務室、閣僚応接室、大会議室、首脳会談室
- 3階:正面玄関、エントランスホール(ぶらさがり会見会場)、南会議室
- 2階:記者クラブ、記者会見室、内閣発足時の階段
- 1階:官邸危機管理センター
このような間取りになっています。
さて、ここからは首相官邸と繋がっている、首相公邸(総理の家)をご紹介します。
首相公邸の間取り図と建物画像
現在、首相公邸として使われている建物は、もともと官邸だった建物で、1929年に建設されました。
首相官邸が新しく整備された際に改修されて、現在は「公邸」として生まれ変わっています。
なお、改修工事には86億円かかっていて、国内では最大規模の曳家工事(建物をそのまま移動させる)を行うなどかなり大掛かりな工事だったとのことです。
そんな現在の首相公邸の間取り図ですが、調べた所、公式には発表されていませんでした。
なので、官邸だった頃の間取り図をご紹介します。
こちらの見取り図は「首相官邸占拠399分(姉小路祐 著)」に掲載されている、旧首相官邸の間取り図です。
2階建ての建物になっていて、各階には大小様々な会議室、ホール、執務室等がたくさん用意されています。
現在はこの建物を改修して、総理の公邸として使用しているんですね。
上記画像を見るに会議室ばかりだった旧首相官邸。
ですが公邸となった現在は、おそらくキッチンや浴室、寝室などの「住居」としての設備も用意されているものと思われます。
そんな公邸に入居した岸田文雄総理を支える奥様については、【顔画像】岸田文雄の嫁・裕子夫人は社長令嬢で美人!英語もペラペラ?で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。
首相公邸の豪華すぎる玄関や室内【大ホールまで完備】
首相官邸の公式サイトには、公邸の内部画像も紹介されていましたよ。
まずは、首相公邸の正面玄関の様子から。
めちゃくちゃ豪華すぎる玄関ですね!
やはりもともとは官邸だった建物なので、中はかなり広いです。
続きましては、大ホール。
こちらは玄関から入って右手にあるという大きなホール。
総理が主催する晩餐会や、国民栄誉賞の授与式などは、こちらで行われるとのことです。
ちなみにこの大ホールでは、見学会も行われています。
また、ホール以外には応接室のようなお座敷の部屋もありました。
奥には庭園も見えますね。
そして、会議室も。
画像内にも出ていますが、首相公邸の維持費は年間で1億6000万円とのことです。
雰囲気からしてとても豪華で広々とした空間ですし、国賓を迎えるホール等も完備されていますので、莫大な維持費がかかってしまうのかもしれませんね。
ちなみに岸田総理の前の、菅義偉元総理や安倍晋三元総理がなぜこの公邸に住まなかったのか。
安倍元総理は「休養のため」と説明していましたが、おそらく「オンオフをわけたい」というお気持ちから、公邸に住まなかったものと思われます。
菅元総理の方は、もともと官邸から車で3分ほどの議員宿舎に住まわれていました。
近所ということで引っ越さなかったものと思いますが、「表舞台に出たくない夫人に配慮したかった」とも言われています。
それともう一つ、歴代総理が「公邸に住まなかった」理由が判明しましたので、詳しく解説していきます。
首相公邸に住まなかった理由は幽霊が出て短命になるから?
実は、首相公邸には「幽霊が出る」という噂があるんだそうです。
安倍晋三氏も菅義偉氏も、それぞれ官房長官と総理大臣を歴任してきましたが、公邸には住んでいませんでした。
安倍氏は第1次内閣発足時(2006年)に公邸に住んでいましたが、任期がわずか1年でしたので、すぐに退去しています。
公邸に幽霊が出るという噂の元ネタはわかりませんが、閣僚の間でも幽霊の話題はときおり出ているとのこと。
下記画像は、官房長官だった頃の菅義偉氏の答弁の様子です。
記者に「(公邸で)幽霊の気配はあったか?」と質問され、「言われればそうかなと思いました」と答える菅氏。
「そうかな」と幽霊の存在を肯定するも、表情は笑顔に見えますので冗談半分といったところでしょうね。
とはいえ、幽霊のせいで短命になるという噂まであるようですし、なんだか気味が悪いというのが本音かもしれません。
そんな幽霊が出ると噂の公邸に、9年ぶりの住人として引っ越した岸田文雄総理。
岸田首相が引っ越した理由は、おそらく2021年10月17日に首都圏で起きた震度5強の地震のためだと思われます。
というのも、地震発生直後に総理が官邸に到着するまでかかったのは、なんと35分。
有事の際は1分2分が命取りとも言われるなか、この時間ロスは致命的ですし、事実批判もあったようです。
なので、できるだけ早く動けるように公邸にお引越しなさったのかもしれませんね。
菅元総理の奥様については、菅義偉の嫁・真理子夫人の顔画像!一目惚れで結婚?長男は父の秘書!をご覧ください。
以上、首相公邸の間取り図や豪華な内部画像、そして幽霊の噂を検証しました。