石原伸晃が起用された本当の理由【岸田派が石原派を取り込む狙いか】

今回は、内閣官房の参与に就任する石原伸晃氏について、起用理由を調査しました。

石原氏は「観光立国」を担当して、海外からの観光客誘致を盛り上げていくことが期待されていますが、これは表向きの起用理由。

岸田首相の本当の狙いとは、一体なんなのか。

当記事では、落選したはずの石原伸晃氏がなぜ内閣官房参与に起用されたのか、その理由を調査しました。

石原伸晃が起用された表向きの理由と本当の理由

まず、冒頭でご紹介したように石原伸晃氏が内閣官房参与に起用される理由は、「観光立国」を担当するにふさわしい人物だからということです。

というのも、石原氏は過去に「観光」にまつわる大臣を歴任した経験があります。

2度の大臣経験があるとはいっても、国土交通大臣だったのは17年前ですし、経済再生大臣だったのも4年前。

かなり時間が立ちすぎてる印象もあります。

現在は感染症の影響で経済も観光も不況が続いていますし、数年前とは状況が明らかに違います。

ましてや、石原伸晃氏は先日の衆院選(2021年)で落選しており、比例での復活もできませんでした。

国民が「NO」をつきつけた人物を首相のそばに置くことで、国民から批判が出るのも予想されたように思いますが、果たして本当の狙いは何なのか。

おそらく真の狙いは、岸田首相は自らが会長をつとめている自民党内の岸田派(宏池会)に、石原伸晃氏が率いていた「石原派」をとりこむ狙いがあるものと思われます。

石原伸晃を起用して岸田派が石原派を取り込む狙いか

ここからは石原伸晃氏を内閣官房参与に起用し、岸田派が石原派を取り込むとどうなるのかご説明していきます。

現在、自民党内での第一派閥は、安倍前首相が会長をつとめている「安倍派(清和政策研究会)」です。

続いて、麻生派、茂木派、二階派があって、岸田派は現在5番目に人数の多い派閥です。(石原派は6番目)

人数の内訳は、下記の通りです。(2021年12月現在)

ここで岸田派が石原派を取り込めば、総勢49名となり、一気に自民党内派閥の第三位へ躍り出ることになります。

最大派閥の安倍派には到底叶う数字ではありませんが、先の総選挙では「反・安倍派」のスタンスをとっていた岸田文雄首相。

国民も岸田氏を応援する声が多かったので、このまま勢いに乗って派閥を大きくしていきたいところでしょう。

とはいえ、今回「落選したはずの石原伸晃氏」を内閣官房参与に迎えてしまった岸田首相。

国民からの批判はすでに大きく広がってきており「国民がNOといった人物にまた税金を使うのか」という声があがっています。

中には、石原伸晃氏ではなく「弟（タレントで気象予報士の石原良純氏）を起用すればいいのに」という声までも。

確かに、石原良純さんでもアリかもしれませんね！

ちなみに石原伸晃氏は、2021年衆院選で落選したことで石原派の会長を辞任しています。

石原伸晃の落選時に飛ばされたヤジが話題【動画アリ】

今回、内閣官房参与に起用されることが決定した石原伸晃氏ですが、先の選挙戦での落選時にこんなヤジを受けていました。

下記は、日テレニュースの動画です。(0：53)

街頭演説に立った石原伸晃氏に、「何にも役に立ってないじゃないかー！」とヤジが飛びます。

さらに、ヤジは続いて「何の役に立ったんだー！」と追い打ちをかけられる石原伸晃氏。

ヤジを受けて石原氏は「始まる前に文句をつけられたのは、実はきょうが初めて」と冷静に発言。

どことなく悲しそうな石原伸晃氏。

「何も仕事をしてなかった」というわけではないと思いますが、目に見える結果を残せなかった、国民が納得する仕事ができなかったということですよね。

そんな人物を内閣官房参与に任命してしまった岸田首相。

首相のの責任も重いかもしれませんね。

先日、水際対策として国外からの入国制限をすばやく設けたことで「やるな、岸田さん！」とネットで決断力を評価されていた岸田首相。

ですが、今回の石原氏起用の件で支持率が一気に急降下しそうです。

以上、落選したはずの石原伸晃氏がなぜ内閣官房参与に起用されたのか、その理由を調査しました。