今回は、ゆっくり茶番劇を商標登録した「柚葉」さんについて、いったい何者なのかを調査しました。
柚葉さんは過去に「たまゆら」という名前でも活動していた方で、商標登録によると熊本在住という情報も。
そこで当記事では、ゆっくり茶番劇を商標登録した柚葉さんが何者でいったい誰なのか、また商標登録した理由と経緯についても調査しました。
ゆっくり茶番劇の柚葉って何者?
柚葉さんがいったい誰で何者なのかをまずご紹介していきます。
「柚葉 / Yuzuha」さんは現在YouTubeで活動するクリエイターで、UUUMの「CREAS(クアリス)」に所属しています。
「CREAS(クアリス)」とはクリエイター向けに確定申告や経費の相談ができる税務サポートを行っている窓口のようなものです。
なので正式なUUUM専属クリエイターというわけではなさそう。
下記が柚葉さんのチャンネルです。

2022年5月現在、登録者数は22.8万人で、現在の配信スタイルは「日本の自然」を撮影したものや、ゆっくり茶番劇、動画小説など多岐にわたります。
柚葉さんは過去にもYouTubeでゆっくり実況者「たまゆら」という名前で活動。(現在はチャンネル削除)
YouTubeの活動自体は2015年3月からですので、ベテランのクリエイターさんなんですね。
あと気になったのが、至る所で著作権を主張している点でした。

こちらの動画には「映像と音声はオリジナル制作」だとハッキリ書かれてありますね。
ちなみに今回の「ゆっくり茶番劇」の商標登録について調べた方がこんなツイートも。

熊本県熊本市在住の石氷匠って人が商標登録したみたいですねぇ
事実かは定かでは有りませんが、もし本当ならさきほどの自然豊かな風景は熊本のどこかなのでしょうか。
またお名前が「石氷匠」になっていますが、もし本名なら芸能人っぽくてカッコいいですね!
また今回騒動になっている「ゆっくり茶番劇」の商標登録について、柚葉さんのチャンネルでは商標使用のガイドライン動画が投稿されています。

こちらの動画は公開から2日経過していますが、すでに再生回数が920,079回になっており注目度の高さが伺えます。
ちなみにコメント欄はオフになっており、内容は「柚葉企画」という会社が発表したもののようです。
しかし報道によると「柚葉企画」という名前の法人は登録が確認されていないとのことです。
なので、どこまでが真実なのか、また商標登録が今後どうなるのかが注目されています。
続きましては、事の経緯をまとめてご紹介していきます。
柚葉はなぜゆっくり茶番劇を商標登録したのか【経緯まとめ】
柚葉さんがなぜゆっくり茶番劇を商標登録したのか理由については明らかになっていませんが、商標登録が突然の出来事だったのは言うまでもありませんよね。
ここで、ゆっくり茶番劇の商標登録までの経緯をまとめましたのでご覧ください。
①2022年5月15日:柚葉さんがゆっくり茶番劇の商標登録を発表
2022年5月15日午前7時42分、柚葉さんが公式Twitterにて「ゆっくり茶番劇」を商標登録したことを発表しました。
下記がそのツイート内容です。

「ゆっくり茶番劇」の使用については、さきほど紹介したように年間10万円の使用料かかるということもあわせて発表されたことで、ファンから批判の声が殺到。
そもそも「ゆっくり茶番劇」とは、東方Projectのキャラ「霊夢/魔理沙」と音声読み上げソフト「Softalk(通称:ゆっくりボイス)」を組み合わせて作る動画のことを指します。
東方Projectとは、同人サークルの「上海アリス幻樂団」によって製作されている著作物のことを指し、主にシューティングゲーム書籍、CDなどを発表しています。
東方Projectの製作者であるZUN氏は、東方Projectの二次創作使用を広く認めており、特に商標登録していない模様で使用料などもないのが現状です。
ZUN氏はアニメやゲーム文化の発展のために二次使用を無料で認めていましたが、今回の騒動はそこを逆手にとられたような格好となったため、ファンの間で騒動に発展したんですね。
(追記)柚葉さんが主張していた「ゆっくり茶番劇の年間使用料10万円」は今後無料にするとのことです。
②2022年5月15日:商標登録発表後にZUN氏がツイート
「ゆっくり茶番劇」を商標登録してしまった柚葉さんに対し、東方Projectの製作者であるZUN氏は下記のツイートを投稿。

こちらは2022年5月15日午後6時に投稿されたものです。(博麗神主さん=ZUN氏のことです)
そして法律に詳しい人によると、
本件の商標登録は商標法4条1項10号を根拠に無効審判請求ができるのではないでしょうか 同上の法律より「他人の業務にかかる商品もしくは役務を表示するものとして需要者の間に広く認識されている商標」は商標登録を受けることができません。したがって「ゆっくり茶番劇」が「広く認識されている商標」であると判断された場合は、本商標が無効となることが考えられます。
とのことです。
しかし商標登録の申請が通ってしまったことで、事態は海特許事務所にも飛び火してしまいます。
③2022年5月16日:関係各所に嫌がらせが多数発生
柚葉さんの公式Twitterによると、柚葉さんが名義を依頼している賃貸物件に実害が及んだとのことです。

さらに「爆〇予告」や「〇害予告」まで受けているとのこと。

柚葉さんはこれら一連の嫌がらせで警察から事情聴取まで受けたということです。

加熱してしまった騒動は商標登録を許可した海特許事務所にまで発展。
海特許事務所もお詫びのコメントを発表する事態へ。

1.謝罪皆様に愛されている商標であることを存じておらず、ご迷惑をおかけ致したこと申し分けございませんでした。
2.爆破予告について「ゆっくり茶番劇」を愛しているからこその行為かもしれませんが、冗談ではすまされませんので直ちに通報致しました。今後については警察が事件として取扱うのかは分かりませんが、協力を求められた場合は協力致します。
引用元:NEWS丨海特許事務所
今後の騒動についても調べましたので、引き続きご覧ください。
ゆっくり茶番劇を商標登録した柚葉の今後について
ゆっくり茶番劇を商標登録した柚葉さんの今後についてもまとめました。
すでに柚葉さんが所属しているライバーコミュニティ「Coyu.Live」では、警告処分という発表がありました。
「弊会所属ライバー『柚葉』(登録名:たまゆら)につきましては、所属規約および所属契約への違反が認められましたので、総合的に判断いたしました結果、本日付にて警告処分といたしました」 警告後、相当の期間を設けたにも関わらず改善の見込みがない場合は、契約を解除するとしている。 さらに16日には、柚葉さんの件について現在も調査中だとして次のように述べた。 「法律面の精査が必要ですので、今すぐに契約解除という事は判断は致しかねますことを報告させていただきます」
引用元:J-cast
内容を読む限り、おそらく商標登録を取り下げなければ契約解除になるということなのでしょうか。
また商標登録を許可した海特許事務所も、今後について下記のコメントを発表しています。
(4)今後について商標権者と本商標は自身の商標であるはずと思われる方との間で話し合い等が行われ、場合によっては無効審判がなされるでしょう。無効審判においては全国的な周知性がなかったとしても、一地域で周知商標であったことを主張する(同項第10号)、混同を生じる可能性(同項第15号)、不正の目的(同項第19号)で争われるのではないかと予想されます。弊所がそれに対してどう関わるかは、商標権者の考えをまだ確認できていませんので確認してからとなります。
引用元:NEWS丨海特許事務所
商標登録の取り下げは柚葉さん次第、ということのようですね。
また、5月17日現在の柚葉さんの考えは下記の通りです。

- 商標「ゆっくり茶番劇」の使用料は不要
- 現時点で使用料の支払は1件も受けていない
- 商標「ゆっくり茶番劇」は文字商標であり他者の商標及び著作物との関係は一切ない
あまりの騒動の大きさに「使用料はとらない」と明言した柚葉さん。
しかしファンが怒っているのは、使用料のことだけではないと思われます。
今後の騒動にも注目ですね。
無断二次使用といえば、下記の記事もオススメです。
以上、ゆっくり茶番劇を商標登録した柚葉さんが何者でいったい誰なのか、また商標登録した理由と経緯についても調査しました。